2024年02月12日
住宅の断熱性向上は、脱炭素化に向けた重要な取り組みの一つです。
しかし、この取り組みが過剰なエネルギー使用によって逆効果になることをご存知でしょうか?
省エネの取り組みや高効率が快適性を生み出し、結果として使用時間が増加することでエネルギー消費量を増やす可能性があります。
断熱性が上がったからといってエアコンの活用を減らさなければ何も変わりません。
他にも省エネ家電の選択や節電習慣の醸成など、日常生活の中での工夫が大きな影響を与えます。
ただ省エネ化した住宅にするだけでなく、ライフスタイル全体を見つめなおすことが伴わなければ、社会の脱炭素は実現しないのです。
現実に、国も推進して省エネ住宅が増えているはずなのに、脱炭素排出量の減少は実現できていません。
効果的な省エネと持続可能なライフスタイルの両立こそが、地球環境への貢献となるのです。